地域とともに新たな価値を生み出す“Co-creation”をコンセプトにスタートした、「流山おおたかの森S・Cアートプログラム」。その第3弾として、FLAPSのテラス音楽を手がけた音楽レーベルVegetable Recordの「The Vegetables(林翔太郎、三上僚太)」とマリンバ奏者「野木青依」によるスペシャルイベント「Song for流山おおたかの森S・C FLAPS 音あつめワークショップ」が開催されました。

今回のワークショップは、参加者が集めた環境音やマリンバ体験の音を使って、The VegetablesがFLAPSのテラス音楽をバージョンアップするのが目的です。

ワークショップでは、FLAPS全体を一つの楽器と捉え、参加者が周囲のさまざまな環境音を探しながら、「お気に入りの音」と「変な音」をスマートフォンのボイスメモ機能で録音していきます。

録音した中からお気に入りの音と変な音を1種類ずつ選んで、紙にイラストや文字で表現します。描き終わった紙は、音あつめシートに貼り付け、みんなが集めた音をスピーカーで聴きながら、各自が感想を発表。「葉っぱを揺らす音」「ウッドデッキを踏み鳴らす音」「靴でこする音」など、ユニークな音がたくさん集まりました。

最後のマリンバ体験では、好きな音を選んで、板を軽く連打する“トレモロ”という弾き方で順番に演奏に加わっていきます。5人の合奏になったら、今度は一人ずつ演奏を止め、独奏で終了。このグラデーションのような音楽体験も、新しいテラス音楽の楽曲に活かされます。

みんなが集めた音は、アレンジが加えられ、新しいFLAPSのテラス音楽として生まれ変わり、7月に開催された回遊式リリースライブと音楽のインスタレーション「Music Tree Project for 流山おおたかの森」でお披露目されました。



制作された音楽は、FLAPSのテラス空間を彩る音楽として当面の間、使用される予定ですので、FLAPSのテラスをご利用の際には、ぜひ耳を傾けてみてください。

尚、流山おおたかの森駅前の南口ケヤキ広場で行われたスペシャルイベントの様子は、こちらのレポートに詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。

【レポート】ワークショップ「みんなでつくる「Song for 流山おおたかの森S・C FLAPS」音あつめワークショップ!」 2021.06.05

【レポート】FLAPSのテラス音楽「Song for 流山おおたかの森S•C FLAPS」回遊式リリースライブ&音楽のインスタレーション「Music Tree Project for 流山おおたかの森」2021.07.03




Vegetable Record / ベジタブルレコード
「音楽の新しい楽しみ方・価値観を創る」をコンセプトに掲げた、音楽レーベル。林翔太郎と三上僚太により設立。楽曲を空間やプロダクトなどを構成する「自立したひとつの要素」として制作し、その時/場所/物でしか成り立たない音楽「サイトスペシフィック・ミュージック」を目指しています。「ONSEN RYOKAN YUEN SHINJUKU」の館内音楽、専門店と共同制作した「音楽付きコーヒー豆」「音楽付きビール」など、他多数。ワークショップやライブ、インスタレーションも多数開催。
www.vegetablerecord.com



Aoi Nogi / 野木青依
桐朋学園大学音楽学部卒業。2018年8月オーストラリア・メルボルンにて開催された 「第5回全豪マリンバコンクール」第3位並びに新曲課題における最優秀演奏賞受賞。 自粛期間中に制作した自身のマリンバ演奏・歌唱による2ndアルバム「踊りにおいでよ」を、5月に配信リリース。その他、音楽を通して生活を祝福するインスタレーション 「Celebration at home」を写真家/工藤葵と発表。モデルとしても活動。「URBAN SENTO」メインビジュアルモデル「HOUGA Short Movie」出演他。
www.aoinogi.com


撮影:工藤 葵/写真家
https://aoikudoaonisai.wordpress.com