流山おおたかの森S・C サステナブルウィーク
サステナブルな暮らしについて、
みんなで楽しく学びながら、考える1週間
2015年9月25日、国連サミットにおいて加盟国の全会一致で採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」。そこに記載された「SDGs(持続可能な開発目標)」の推進に向けて、意識の向上と行動を促すため、9月25日(GLOBAL GOALS DAY)を含む約1週間を「SDGsウィーク」として、世界中でさまざまなイベントが開催されています。
流山おおたかの森でも、「森のまちから考える、サステナブルな未来作り」をテーマに、9月25日からの6日間、マルシェやワークショップ、パネル展など、SDGsを楽しく学ぶイベント「流山おおたかの森S・C サステナブルウィーク」が開催されました。
段ボール財布ワークショップ
世界30カ国のおしゃれでカラフルなデザインの段ボールを使って、ユニークな財布を作るワークショップが行われました。

段ボールアーティスト/島津冬樹さん
「不要なものから大切なものへ」をコンセプトに、路上や店先に放置されている段ボールから財布を制作、世界30カ国を巡り、段ボールを集め、財布をつくるワークショップを開催。
https://carton-f.com

講師の島津さん。この日は小さい財布と長い財布の2つから自分の好きなものを選んで制作しました。

まずは、素材となる段ボール選びです。カラフルな段ボールの中から自分の好きなものを選びます。

型紙を段ボールにあてて、どのように切り取るか決めます。
位置によって柄の出かたが変わってくるので、みんな慎重に決めています。


引いた線に合わせて切り抜いていきます。



切り抜いた段ボールの裏側を、定規を使って平らにしていきます。

ボンドを使って接着しながら組み立てていきます。

折りたたんだらクリップで留めてしばらく接着します。



最後に金具をつけて完成!

色とりどりの段ボール財布が完成しました。


自分だけのオリジナル財布の完成です!
草木染めワークショップ
おおたかの森周辺に自生する身近な野草を使った草木染めでオリジナルエコバックをつくる「草木染ワークショップ」が行われました。
染色には流山おおたかの森S・C内の植栽を剪定したものを利用しました。

美術家・山本愛子さん
絹布、繭糸、天然染料などの自然素材や廃材を用いて、ものの持つ土着性や記憶の在り処について考えることを主題とした作品を制作。アジアを中心としたフイールドリサーチと滞在制作のほか、自らが畑で育てた植物や生活圏に生息する野草からの染料生成にも取り組む。
https://www.aikoyamamoto.net/

講師の山本さん。今回はエコバックを染色します。

草木染めの工程。鍋は染めに使用する草やエコバックを煮込むために使います。

流山おおたかの森S・C内の植栽を剪定した廃棄予定のものを使っています。まずは細かく切るところから。

きざんだ植物は洗濯ネットに入れて水で煮込みます。


今回は絞り染めを行いました。植物を煮ている間にエコバックに絞りを作っていきます。


小石や麻ひもを使いながら、思い思いの方法で絞りを作ります。

植物を煮込んだ鍋にエコバックを入れていきます。

しばらくすると色が染まっていきます!

鍋からは不思議な匂いが漂ってきていました。

よく煮込んだら媒染液につけます。この日は鉄とチタンの2種類の媒染液があり、つける液によって染まる色が変わってきます。

色が出てきたら水で洗います。しっかりと媒染液を流していきます。

洗ったら乾燥させます。いろいろな柄のエコバックが出来上がりました!


きれいに染まり、オリジナルエコバックが完成しました!
サステナブルマルシェ・おおたかまち図鑑パネル展
サステナブルマルシェでは、フェアトレードの雑貨やオーガニック食品の販売ブースが出店、多くの人で賑わいました。

サステナブルマルシェの様子
おおたかまち図鑑パネル展では、SDGsに関する地域の取り組みをたくさんの方に知っていただくため、FLAPS1Fイベントスペースで「おおたかまち図鑑」の注目記事を紹介しました。※こちらのパネルは、2021年11月現在、本館2Fトウキョウシャツ脇の仮囲いにてご覧いただけます。(展示期間未定、予告なく終了する場合がございます。)

おおたかまち図鑑パネル展の様子
今後も、こうした楽しくワクワクするようなイベント体験を通じて、サステナブルな暮らしのあり方について考えるきっかけを提供してまいります。