若い人に向けたエントリーブランドとして
“THE GLOBAL STANDARD FASHION”をコンセプトに、ファッション感度が高く、好奇心旺盛なすべての人に向けて、より速く、よりリーズナブルにグローバルトレンドを届けるブランド、「SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH」。
「URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)」の数あるブランドの中でもエントリーブランドという位置付けで、クリアでシンプルな空気を意識し、小物を含めたトータルコーディネートを提案しています。
メインターゲットとなる若い人たちに対し、SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCHを入り口に、ファッションの楽しみ方やSDGs達成に向けた貢献活動を知ってもらうきっかけを提供したいと考えています。
アーバンリサーチのSDGs達成に向けた貢献活動
アーバンリサーチでは、企業独自にSDGsの基本方針「3C」を定め、2019年12月から、頭文字「C」から始まる3つのテーマを中心に、アパレル企業視点の個性を活かした多彩な取り組みを推進しています。
サステナブル素材の活用や生産量の適正化、アップサイクルの推進といった“衣料資源の有効活用”を目指す、「Clothing Innovation」。“地球環境負荷の軽減”を目的に、従業員の環境に対する意識の向上、環境問題に関するお客様との価値共感、環境にやさしいオフィスづくりに取り組む、「Clean Earth」。そして、“コミュニティの形成”を目標に、地域の技術や特産品を活かしたモノづくりをはじめ、異業種・自治体・NPOといった多様なビジネスパートナーシップ、人々が集まって価値を共有できる場所づくり等の活動に取り組む、「Community Building」。
これら「3C」をアーバンリサーチ独自の方針とし、各ブランド、レーベルがさまざまな取り組みを展開しています。
異業種協働による廃棄衣料のアップサイクル「commpost」
「commpost」は、“共有・共同・常識・良識”を意味する“common(sense)”と“郵便・提示する・標柱”を意味する“post”を組み合わせた造語で、異業種協業により廃棄衣料をアップサイクルし、ファッションの分野から、スタイルのある新しい価値や考え方を提示していくサステナブルマテリアル・プロダクトブランドです。
異なる素材が混在し、分別が難しい衣料品のアップサイクルを、色による識別で繊維を仕分けし、付加価値のある素材・製品にアップサイクルする取り組みを行っている「Colour Recycle Network(カラーリサイクルネットワーク)」との協業により、アーバンリサーチは、アパレル視点で製品化・販売を担っています。
その第一弾が、「マルチパーポスバッグ」で、植栽の鉢カバーやランドリーバッグ、ゴミ箱、ステーショナリーやキッチンアイテム、キャンプ道具の収納など、多目的に使用できる撥水性を備えたバッグです。
その他にも、サステナブルマテリアル・プロダクトブランドとして、ティッシュケース、iPhoneケースなどのアイテムを展開しており、新作ではファッションバッグも登場しています。
Green Down Project 〜 ダウンのリサイクル
2015年より「Green Down Project」の一員として、羽毛製品の回収とリサイクル羽毛を使った商品企画に取り組んでいます。羽毛は100年循環できる資源ともいわれ、回収した羽毛は、新毛と同様の洗浄ラインで徹底して汚れやホコリを除去、精製加工することで、新毛よりもキレイな“Green Down”として生まれ変わります。
羽毛循環サイクル社会に貢献する活動として、アーバンリサーチ全体で取り組んでいますが、SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCHとしては、2019年より一部店舗で回収ボックスを設置。流山おおたかの森の店舗ではレジカウンターにて回収を行っており、自社の製品でなくても、ダウン使用比率50%以上のものであれば、羽毛布団や座布団、枕なども回収対象となります。
また、アーバンリサーチ各ブランドで、“Green Down”を使った製品の企画を進めており、SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCHでも、今季はメンズ1タイプ、レディス1タイプのダウン製品の販売を予定しています。
サステナブル素材の活用
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCHでは、エコに配慮したサステナブルな素材として、レンチング社の「Eco Vero」やリサイクルポリエステルを採用しています。一部アイテムで使用している「Eco Vero」は、再生可能な木材原料から抽出したパルプを使っている繊維で、一般的なビスコースよりも二酸化炭素の排出量や水質汚染を最大50%削減できます。
また、レディースのローファーのアッパー部分には、不良品や廃棄予定の素材を回収・再生したリサイクル合皮を18%程度使用し、ソール部分は、ペットボトルなどのプラ素材から再生した100%リサイクルポリエステルを使用しています。
再生繊維やリサイクルポリエステルを使用しているブランドは増えていますが、この価格帯で販売しているブランドは少なく、SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCHのアドバンテージと考えています。
生花をドライフラワーへ
植物と関連する雑貨を扱う「BLOMSTER SENSE OF PLACE」は、SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCHのプライベートレーベルとして、現在、5店舗で業態を展開していますが、生花の廃棄を減らす取り組みとして、生花をドライフラワーにアップサイクルし、アレンジメントやブーケにして販売しています。
数年前からのドライフラワーの流行を背景に、お客様には大変好評で、今後はワークショップなどを積極的に開催することで、お客様とのコミュニケーションを通じて活動の趣旨を伝える機会を設けていきたいと考えています。
ハンガーのアップサイクル
店舗で使用しているオリジナルの木製ハンガーは、役目を終えるとこれまでは倉庫に戻るだけでしたが、アーバンリサーチグループでは、新しい役割を与えて木材という資源を繋げていきたいという思いから、「リハンガー」の取り組みを進めています。
長野県の「リビルディングセンタージャパン」との協業によって生まれた企画で、汚れやロゴをきれいに研磨して加工し、アップサイクルした「リハンガー」として販売しています。ハンガーの肩の部分を加工、携行用の靴ベラとしてアップサイクルした、シューホーンもラインナップしています。
誰もが、自由に好きな服を楽しめるように
SDGsの第5の目標として「ジェンダー平等を実現しよう」という項目がありますが、私たちはファッションブランドとして、男女の区別なく、好きな服装が楽しめる環境を提供していきたいと考えています。
例えば、店舗で商品をお薦めする際も、「女性らしいシルエットです」という表現が時代に合わなくなってきています。こうした接客時の表現の見直しや、店舗スタッフの服装についても、女性がメンズアイテム、男性がレディスアイテムを着用するなど、性別を問わず洋服を楽しむ姿勢をお客様に伝えすることで、より自由なファッション環境の創出に貢献できればと考えています。
オンラインストアでは多彩なコーディネートを紹介していますが、性別に寄らないジェンダーレスなスタイリングも提案しています。サイズに対する悩みに関しては、身長の高い人・低い人が自由にファッションを楽しめるよう、女性向けに170cm以上のトールサイズ、150cm前後のコンパクトサイズの展開も行っています。
今後もサイズ展開を増やす方向で検討しており、少量生産だったメンズのSサイズについても、より多くの人に届くよう、生産点数の見直しを進めています。
誰もが好きな服を自由に楽しめるサステナブルな社会の実現のために、これからもファッションの可能性と新しい楽しみ方を追求していきたいと考えています。
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH 流山おおたかの森店
流山おおたかの森S・C本館2F
「THE GLOBAL STANDARD FASHION」
グローバルトレンドを、ファッション感度が高く好奇心旺盛なすべての方に向け、より早くよりリーズナブルに展開。クリアでシンプルな空気を意識したコーディネートを、小物を含めトータルで提案いたします。
https://www.urban-research.jp/shop/sense-of-place/