つくばエクスプレス高架下に開業したボタニカルパーク「GREEN PATH」は、つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道株式会社との共同による環境創造事業で、高架下スペースを緑あふれる心地よい空間に変え、人と植物が共存する環境づくりを通じて、緑の環境価値を伝えていく新たな取り組みとなっています。

「流山おおたかの森」駅周辺の街並みは、つくばエクスプレスの線路によって往来が分断されてしまうため、周辺エリアに点在する施設をつなぐハブ機能を高架下に持たせ、同時に、その無機質な空間に緑の拠点を築き、植物の力で自然の恵みが感じられる空間づくりをしています。

これまで高架下というと、居酒屋などの飲食店舗、駐輪場、狭小公園などに利用するケースがほとんどでしたが、「GREEN PATH」では、多様な植栽空間の中に、ガラス温室の開放的なインテリアグリーンショップや植物に囲まれたサロン的空間など、緑の価値を最大限生かした空間を生み出しており、これまで限定的だった高架下の活用法に新たな可能性を拓くモデルケースとして画期的な試みとなりました。