「緑溢れる小径」をテーマに誕生したボタニカルパーク「GREEN PATH」は、幅広い世代が豊かな緑を感じる中で、人と植物の関わりや環境価値について考え、街とのつながりを深める場となっています。

「街と緑を繋ぎ、家の中に小さな森を」というコンセプトから生まれた「FOREST」は、外観のガラス温室が特徴的なインテリアグリーンショップで、周辺エリアに緑のエレメンツを広げていく拠点として、ここで購入した植物がそれぞれの住まいに持ち帰られ、その場所で新しい緑として育つことで、その緑の連なりが街に無限に拡大していく緑化シナリオをイメージしています。

また、大航海時代に花開いたイギリス貴族の「サロン文化」にインスピレーションを受け、植物に囲まれたサロン的空間イメージした「Salon」は、趣味を楽しむカルチャースクールや週末に幅広い世代が参加できるワークショップを開催するなど、コミュニティづくりの場として、大人が楽しめる“カルチャー”を発信しています。

そして、環境面の取り組みとして特徴的なのが、「UPCYCLING」です。この高架下の植物管理を通じて生じる枝ゴミや剪定ゴミ、落ち葉などを、コンポストを使ってアップサイクルすることで、流山ブランドの土をつくり、肥料として使ってもらい、地域に還元していく仕組みです。アップサイクルのプロセスを可視化することにより、この場所で生まれる“流山ブランド”という地域の価値を身近に感じてもらうことを目的としています。

このように「GREEN PATH」は、この街に暮らす人たちにとっての憩いの場であるとともに、施設を利用することで緑の存在価値を体感し、人と植物の関わりの大切さを再発見する、緑に囲まれたおおたかの森らしいシンボリックな場所となっています。